年末の大掃除にて、ベランダに長らく放置していたスケートボードを処分していたら少し感傷的な気持ちになったので久々にブログを書いてみた。
なぜスケボーなのか?
そもそも、なぜ陰キャで運動音痴のカワヴェリがスケボーなど持ってるの?超ウケるんですけど!
…と思われるかも知れません。
私が中学生の頃に傾倒したスラッシュメタル、高校時代に傾倒したハードコアパンクやメロコア、社会人となりDTMに転向した頃に流行り始めたドラムンベースやビッグ・ビート…
これらは全然一貫性がなさそうな音楽ジャンルなのですが、ある共通項があるんです。
そう、「スケボー乗りが好んで聴く音楽」。
俺が好む音楽ジャンルには、逐一スケートボードが乗っかってくるんです。
自分が傾倒した音楽ジャンルでスケボーが乗っかってこなかったのは、アイリッシュトラッドとアチャラカ冗談音楽くらいじゃないでしょうかマジで。
(いや、アチャラカやケルトでスケボー乗ってる人もいるかも知れませんが…)
では自分も乗ってみよう
ならば自分も乗ってみよう、自身の音楽ルーツを己の身体で体感してみよう…とスケボーを購入してみたのですが、さっそく転倒して大怪我してからは全然乗ってませんでした。
やっぱ俺向いてなかった。そう運動音痴だから!
スケボー乗りの気持ちを体感したうえで作曲活動にフィードバックする目論見でしたが、必ずしも当事者になる必要はなかった。
宮廷音楽家が貴族である必要はないですし、ドルヲタがアイドルになる必要もなかったのです。
むしろこのコンプレックスをバネに作曲するぜ!…と「敬愛する音楽の象徴」として、室外のインテリアとしてひっそり余生を過ごしていたのでした。
その後役に立ったのは…引っ越し時の台車代わりとして使った時ぐらいかな。
さよなら、スケボー
さて、そんなスケボーですが30年も経過すると合板もボロボロになり車輪が回らないどころか、すっかり錆び付き解体すらままならない状態でした。
ゴミとして出すにも不燃物と可燃物に分別しなきゃならんのですが、何度か蹴りを入れたら簡単にバラバラになってしまった。
今からスラッシュやハードコアをやる体力もないですし、ブレイクビーツやドラムンベースも「世にあるリズムパターンの一つ」として消費された感もあります。
スケボーと同じ年数を経て、自分もすっかり老朽化したもんだなとしばし感傷に浸るのでした。
さよならスケボー。
されど「スケボー乗りが好きな音楽」は今後も聴き続けるし、作っていくよ。