売れたかった「じゃない方」の話

久々にプロフィールを現在の情報で更新してみました。

20年近く前に作ったプロフィールの方も、折角なので残しておきます。

戒めって訳でもないんですが、この頃は謎の自信に満ち溢れてて。
「音楽で食っていきます!」って気概のようなものを感じるんですよね。

このサイトも開設して25年。時には昔の話をしてみようと思うのです。

カワヴェリの表現活動は3種類

今まで川辺が行っていた表現活動は大体

  • Hi-BISCASでの音楽活動
  • 自己批判ショーでのコント
  • ネットラジオ
    (「微笑みレストラン」「黄昏のガノタ」など。現在は「北関なう」)

…の3つに分類されます。

その他にも色々ありますが、大体はこの3つに附帯するものと思われます。

見ての通り、基本的には3つともグループで活動している、もっと言ってしまえば「企画運営されているところに乗っかっている」ものが殆どだったんですね。
(Hi-BISCASはコンビでやっていたので、どっちが主とかは決めてなかったのですが)

どちらも90年代半ばに活動を開始していたのですが、Hi-BISCASやネットラジオにおけるアサカワズ君、自己批判ショーにおける栗原リーダー(当時)など、強烈な個性を持ったキャラクターが面白い作品を次々と発表していたので、それなりにその界隈では徐々に話題となっていったのでした。

じゃない方の勘違い

さて20世紀末から21世紀初頭。これらの活動に転機が訪れます。

  • Hi-BISCASの「GROOVE Tracks」入選
  • 自己批判ショーのガーディアン・ガーデン演劇フェスティバル入選

…を機に、色々なオファーが来るようになったのでした。
色々なオファーが来るようになると、大抵の人は一度は考えるんですよ。

「あれ?もしかして俺氏、この道で食っていけるんじゃね?」

また色々な人に会うようになると、そこでもまた言われるんですよね。

「カワヴェリ君、いつまで『面白い素人さん』の立場でいるのかな」

当時、川辺も20代後半。そろそろ身の振り方も考え始めるお年頃です。
そこで徐々に勘違いしちゃうんですよね。

私は面白い作品を作っている方じゃないのに。じゃない方なのに。

その後もまぁ色々あって現在に至るのですが、それはまた別の話。

次回に続く。かもしれない。