「暗黙の了解」を叱る。

学生時代はノイジーなロックばかり聴いていて、しかもドラマー志望だった自分が何故突然電子音楽にハマったかというとまあいろいろあるんですけど、やっぱり「何でも出来る音楽」ってところが大きかったんじゃないかな、確か。

大体ロック、特にハードロックなどには「暗黙の了解」が多く、イントロはEmでなければいけない、アンプはマーシャル3段積みでなければいけない、服装は黒Tシャツにライダースで長髪・・・などと、いろいろと「決まりごと」みたいな奴が多いんですよ。最近だと坊主頭に短パンですか。まあ良く言えば「様式美」って奴ですよね。

そういった青春を送ってきたので、TR-808の音色やドラムンベースのパターンを最初聴いたときは本当に衝撃でしたね。

なんて言うか、「ドラムセットはかくあるべき」といった今までの常識を覆す、いや否定する」位のショックな出来事でした。

とにかく、何をやっても良しとするブレイクビーツ/打ち込み業界の「俺は自由だ、デタラメ万歳!!」な世界にのめり込んでいった訳なのですが、やっぱりこれはこれでやり方が確立してくるとやっぱり「決まりごと」が出て来ちゃうわけで、ドラムンベースは808のキックに音階付けたベース+AmenのパターンをRecicle!でちぎってBPM180に・・・とか、テクノは909キックの4つ打ちにディストーションかけた303のアシッドなベースでなれけばならない、とか、誰が決めたんでしょうね。

でも確かにその通りにしていけば誰でもある程度格好いい物が出来ちゃうんですよ。

1人1ジャンルとか言われるようになって久しいと思いますが、そろそろ絶大なオリジナリティーでガツンと斬新なものをやってやりたいと思う今日この頃。

そうそう、いきなり話は飛びますがトイレのロール紙の先がたまに三角におってあるのは何故?という疑問をよく耳にしますが、あれは清掃業者の人が「そこのトイレは掃除が終わったよ」という目印に折っているそうなんです。実際、業者の人に聞いたので間違いないと思います。

誰かがそこの便器を使うと当然紙も使うわけで、アレが折ってあるうちはこのトイレはまだ使用されていないという目印、ってことは「よく解んないけどカッコつけて折っている人」がいる分、その便器は永久に汚れ続ける可能性があるってことだと思う(いや、汚きゃ掃除するでしょうが)。

しかもケツ拭いた手で公共の紙いじくるんじゃねえ、と言いたいですね。皆さん真似しないで下さいね。