ギャグマンガ界のオールドスクール

先日、誰が食べたのか知らないが地下鉄のホームにバナナの皮が落ちていた。

 「こんなところにバナナの皮なんか捨てて、誰かが滑ったらどうするんだ!」なんて思ったが、ちょっと待て、本当にバナナの皮で滑って転ぶなんているのか?そもそもバナナの皮って滑るものなのか?と素朴な疑問が。

 さすがにここは一つ試してガッテン!、という程若くもないのでそんなこと自らしませんが、その数分後、さらにお約束の展開を目の当たりにするとはその頃はまだ予想もしなかった・・・。

 バナナの皮で転ぶに匹敵するネタに「ペンキ塗り立てのベンチにうっかり座ってしまう」ってのがありますが、それが実際いたんです。帰り道近くの公園に。しかも酔っぱらいか乞食都会でアウトドアライフを楽しんでそうな風貌の彼は、思いっきりベンチを抱くようにして寝てました。「ペンキ塗り立て」の張り紙があるにも関わらず・・・。

 彼が起きあがって、まるでKISSのメンバーのようなことになっている姿は是非見てみたかったのですが、そんなの待ってたら朝になってしまいそうなのでその場は素通りしましたが、後日そのベンチは塗り直されていた模様。さすがに人面模様のベンチじゃ何かの怨念がついているとしか思えないですしね。

 まさか21世紀を直前に控えたこの時代に、こんなレトロギャグのスタンダードみたいなのを現実に見るとは思ってもみませんでした。酔っ払い万歳。

 「うっかり工事中のマンホールに落ちた」「スキーで壁に人型の穴をあけた」なんておいしい体験のある方、ご一報お待ちしております。