毎年この時期になると春を告げるイベントとして、また自身の人格形成にとっても重要と言えるイベントがある。
一つは先週、表参道で盛大に行われたセント・パトリックデーのパレード、そしてもう一つが毎年4月の初めに代々木公園で開催される春風である。
それぞれアイルランドの聖人を祭った行事、サイケデリックトランスを中心とした野外レイヴとジャンルは大きく違えど同じ目的の下に多くの人達が集い、春の陽気の中で思い思いの時間を共有するのは何とも例え難い、至福の一時である。
実際、これらのイベントで出会った多くの友人に恵まれ交友が広まっていくのは、こういったイベントならではの醍醐味であろう。
しかし、その「春風」が、どうやら中止を余儀なくされてしまったようである。
ここ数年の大規模化に伴い、路駐・ゴミ・騒音等の諸問題、その他とても公には言えない様なトラブル等状況は深刻で、開催が困難な状況になってしまった模様。
どおりで直前になっても情報がない訳で、待ち焦がれていたイベントだけに心底残念である。
春休みの代々木公園に、いまいち趣旨を理解してない所謂ギャル男やドキュン達が集まってしまうのはある程度仕方のないことだし、治安・マナーがお世辞にも良いとは言えない休日の渋谷にあれだけ不特定多数の人間が集まっても秩序が維持できていたのは、ある意味奇跡とも言えたのだろう。
所謂、他の野外レイヴとは一線を画した優良イベントだっただけに、復活を心底願いたい。これを機に、野外イベントの在り方を今一度考え直す時期に来ているのだろうか。
#「この緊迫した情勢で野外レイヴとか言ってんじゃねぇ」というツッコミは承っておりません。
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