今更ながら、平原綾香

★今更ながら、平原綾香。この人については良く知らないし今後別に知ろうとする予定もないのだが、先日100円ショップの有線にて、例の「Jupiter」がかかっていたのです。

最初店内で聴いた時は「うわ、何だりゃ」と失笑したものでしたが、店内にいた女子高生達が事もあろうに「この歌ってメロディ良いよね」「だよね、良い歌だよね」などと話していたから問題です。そりゃ作曲したのはホルストですから…。

☆さて、この元ネタである「ホルストの木星」には「頭良い高校の人数が多い吹奏楽部(第9学区で例えるならば、都立武蔵高校とか)がやる曲」って印象が勝手にあったのですが、その事を自己批判ショーのメンバー(大半が吹奏楽部出身)に話したらやはり同じような事を言っていたので、きっとこの考えは全国区なのだろう(ちなみに古河一高でもスウェアリンジェンの曲が人気だった模様)。

☆だいぶ話がそれたが、賞味期限がせいぜい数週間~数ヶ月のJPOP界において、いちいち一作ごとに珠玉の名曲を書いていたのではネタが持たない。ならば一昔前の適当な洋楽から引用してしまえば、どうせ今の十代には解らないので「名曲」として成立…という思考の行き着いた先が、最近の安易なカヴァーブームだったのだろう。そしてそれは筒美京平全盛の昔から、きっとこの先も、その流れは変わらないのであろう。